Webマーケの手法
広告・SEO・SNS……結局何が違う?Webマーケティングの主な手法と身につくスキル
Webマーケティングと一口にいっても、その仕事は広告、SEO、SNS、メールマーケティングなど、いくつもの領域に分かれています。
広告の成果を数字で分析し、短期間で改善を繰り返す仕事もあれば、数か月かけて検索される記事を育てる仕事、日々の発信を通じて企業や商品のファンを増やしていく仕事もあります。扱う手法が違えば、日々向き合う課題も、成果が生まれるまでの過程も、そこで身につくスキルも大きく変わります。
ここでは、Webマーケティングの代表的な手法について、それぞれの特徴や身につくスキルの違いを整理します。
そもそもWebマーケティングとは?
Webマーケティングには、さまざまな手法があります。
| 手法 | 特徴 |
|---|---|
| Web広告 | 広告枠に費用を払い、狙ったユーザーに情報を届ける |
| SEO | 検索エンジンで自社サイトや記事を見つけてもらいやすくする |
| メールマーケティング | メールを使って見込み顧客や既存顧客との接点を持ち続ける |
| SNSマーケティング | Instagram、X、TikTokなどを使ってユーザーとの接点を作る |
| ウェビナー | オンラインセミナーを通じて、自社の商品や専門知識を伝える |
| Web接客 | サイト訪問者にチャットやポップアップなどで個別に案内する |
これらの手法に、一律の優劣があるわけではありません。
短期間で商品を購入してもらいたい場合と、数か月かけて顧客との信頼関係をつくりたい場合では、適した手法が異なります。そのため実際のマーケティングでは、商品やサービス、ターゲット、目的に応じて複数の手法を組み合わせます。
ここからは、それぞれの手法について、特徴と身につくスキルを詳しく見ていきましょう。
習得していただく内容は、動画やドキュメントなどのコンテンツにし、いつでも閲覧できる環境にしています。これにより、研修内容の質を維持しつつ、いつでも振り返ることができるようになっています。
Web広告
Web広告とは、検索エンジンやWebサイト、SNS、動画配信サービスなどの広告枠に費用を払い、ユーザーに商品やサービスの情報を届ける手法です。SEOやSNSアカウントの運用が、ユーザーに自然に情報を見つけてもらうための施策であるのに対し、Web広告では広告費を使って、狙った相手に情報を届けます。
年齢や地域、興味関心、検索キーワード、過去のサイト訪問履歴などをもとに、広告を表示する相手を細かく設定できることが特徴です。
Web広告には、次のような種類があります。
- リスティング広告:検索結果に表示され、検索内容に応じて広告を届ける
- ディスプレイ広告:Webサイトやアプリの広告枠に、画像や動画を表示する
- SNS広告:Instagram、X、TikTokなどのタイムラインや動画内に表示する
- 動画広告:YouTubeなどで、動画の前後や途中に表示する
- リターゲティング広告:一度サイトを訪れたユーザーに、再び広告を表示する
Web広告の仕事で身につくスキル
Web広告では、施策の結果が短期間で数字として表れます。そのため、次のようなスキルを身につけやすい仕事です。
- データ分析力:クリック数や問い合わせ数、購入数などのデータを確認し、成果が出ている部分と改善すべき部分を見極める力
- 仮説検証力:「ターゲットがずれているのではないか」「商品の魅力が十分に伝わっていないのではないか」と原因を考え、改善策を試す力
- 施策実行力:考えた戦略を、広告の設定や訴求内容、画像、Webページなどの具体的な施策に落とし込む力
結果を確認しながら改善を繰り返すため、数字をもとに考え、施策を実行し、成果につなげる一連の力を鍛えやすい領域です。
SEO
SEOとは、Googleなどの検索結果で、自社サイトや記事を見つけてもらいやすくする手法です。「Search Engine Optimization」の略で、日本語では「検索エンジン最適化」と呼ばれます。
ユーザーがどのような言葉で検索し、どのような情報を求めているのかを調べたうえで、その疑問や悩みに応えるページや記事を作成します。
広告費を払って掲載するWeb広告とは異なり、検索結果の通常の表示部分からアクセスを集める点が特徴です。ただし、記事を公開すればすぐに成果が出るとは限りません。検索順位やアクセス数、問い合わせ数などを確認しながら、内容やサイト構造を継続的に改善していく必要があります。
SEOの仕事で身につくスキル
SEOでは、ユーザーの検索行動をもとに情報を設計し、中長期的に改善を重ねていきます。そのため、次のようなスキルを身につけやすい仕事です。
- 検索意図理解力:検索キーワードの背景にある悩みや目的を考え、ユーザーが本当に求めている情報を見極める力
- 情報設計力:必要な情報を整理し、どの順番で伝えれば理解しやすいかを考える力
- 文章構成力:複雑な情報を分かりやすくまとめ、読み手が行動しやすい形で伝える力
- 継続改善力:検索順位やアクセス状況を確認しながら、成果につながるまで継続的に改善する力
すぐに結果が出る施策ではないからこそ、ユーザーのニーズを深く考え、情報を積み上げながら成果につなげる力を鍛えやすい領域です。
メールマーケティング
メールマーケティングとは、メールを使って、見込み顧客や既存顧客に情報を届ける手法です。一度問い合わせや資料請求、会員登録、購入などをしたユーザーと継続的に接点を持ち、購入や契約、再利用につなげます。
全員に同じ内容を送るだけではなく、ユーザーの属性や過去の行動、購入履歴などに応じて、送る内容やタイミングを変えることも特徴です。
例えば、商品を比較している人には導入事例を送り、購入後の顧客には活用方法や関連商品を案内するなど、相手の状況に合わせてコミュニケーションを設計します。
メールマーケティングの仕事で身につくスキル
メールマーケティングでは、顧客の状況を理解し、次の行動につながる情報を適切なタイミングで届けます。そのため、次のようなスキルを身につけやすい仕事です。
- 顧客理解力:ユーザーの属性や行動履歴から、どのような情報を求めているのかを考える力
- コミュニケーション設計力:顧客の状況に合わせて、伝える内容や順番、タイミングを設計する力
- 文章作成力:限られた文字数の中で、メールを開き、内容を読み、行動したくなる文章を作る力
- 効果検証力:開封率やクリック率、購入率などを確認し、成果につながる内容へ改善する力
一度きりの接点ではなく、継続的なコミュニケーションを通じて顧客との関係を深めていくため、中長期的な視点で顧客を育てる力を鍛えやすい領域です。
SNSマーケティング
SNSマーケティングとは、Instagram、X、TikTok、YouTubeなどのSNSを活用して、ユーザーとの接点を作る手法です。情報発信を通じた認知拡大や、企業・商品のファンづくり、Webサイトへの集客などを目的として行われます。
ターゲットに合わせて投稿のテーマや画像、動画、投稿するタイミングなどを設計します。投稿後は、表示回数や反応数、保存数、プロフィールへのアクセス数などを確認し、次の企画に生かしていきます。
SNSマーケティングの仕事で身につくスキル
SNSマーケティングでは、ユーザーの関心やトレンドの変化を捉えながら、継続的に情報を発信します。そのため、次のようなスキルを身につけやすい仕事です。
- 企画力:ユーザーが興味を持つテーマや切り口を考え、投稿内容に落とし込む力
- トレンド把握力:SNS上で注目されている話題や表現の変化を把握し、発信に反映する力
- 発信力:企業や商品の魅力を、短い文章や画像、動画で分かりやすく伝える力
- 反応分析力:表示回数や反応数、保存数などを確認し、次の投稿を改善する力
ユーザーとの距離が近く、反応が比較的早く返ってくるため、相手の興味を捉え、伝え方を工夫しながら関係を築く力を鍛えやすい領域です。
ウェビナー
ウェビナーとは、Web上で開催するセミナーを通じて、商品やサービス、専門知識を伝える手法です。「ウェブ」と「セミナー」を組み合わせた言葉で、Zoomなどのオンライン会議ツールや配信サービスを使って開催します。
例えば、業務システムを提供する企業が、商品の説明だけを行うのではなく、「業務効率化の進め方」や「よくある課題と解決方法」などをテーマにウェビナーを開催します。参加者に役立つ情報を提供しながら、自社の商品やサービスへの理解を深めてもらい、個別相談や商談につなげます。
ウェビナーの仕事で身につくスキル
ウェビナーでは、参加者の悩みや関心を踏まえてテーマを決め、内容の構成から集客、開催後のフォローまで設計します。そのため、次のようなスキルを身につけやすい仕事です。
- 課題理解力:参加者がどのような悩みを抱え、何を知りたいのかを整理する力
- 構成力:複雑な情報を整理し、相手が理解しやすい順番で伝える力
- プレゼンテーション力:専門的な内容を、相手に伝わる言葉や資料で分かりやすく説明する力
- 企画運営力:テーマ設定、集客、当日の進行、開催後のフォローまでを一連の施策として動かす力
相手の課題に合わせて情報を設計し、理解や関心を深めてもらう仕事だからこそ、顧客視点で企画し、分かりやすく伝える力を鍛えやすい領域です。
Web接客
Web接客とは、Webサイトを訪れたユーザーに対して、チャットやポップアップなどを使い、状況に合わせた案内を行う手法です。実店舗で店員が顧客に声をかけるように、Webサイト上でユーザーの行動を支援します。
例えば、料金ページを何度も見ているユーザーに相談窓口を案内したり、商品をカートに入れたまま購入していないユーザーにクーポンを表示したりします。
ユーザーの閲覧ページや滞在時間、過去の行動などをもとに案内内容を変え、問い合わせや購入に至るまでの迷いや不安を減らすことが主な役割です。
Web接客の仕事で身につくスキル
Web接客では、ユーザーの行動を分析し、どこで迷っているのか、何が行動を妨げているのかを考えながら施策を設計します。そのため、次のようなスキルを身につけやすい仕事です。
- 行動分析力:閲覧ページや滞在時間、離脱箇所などから、ユーザーの状況や課題を読み取る力
- 導線設計力:ユーザーが迷わず次の行動に進めるように、案内内容や表示するタイミングを設計する力
- 改善力:施策の結果を確認し、より成果につながる案内へと改善を重ねる力
ユーザーが行動を止めている理由を見つけ、適切な情報によって次の行動を後押しするため、顧客視点で課題を発見し、体験を改善する力を鍛えやすい領域です。
未経験から始めるなら、どの領域がおすすめ?
ここまで紹介したとおり、Webマーケティングの各手法にはそれぞれ異なる役割があります。そのため、一概に「この領域が最も優れている」とは言えません。自分が将来携わりたい仕事や、伸ばしたいスキルによって選ぶべき領域は異なります。
一方で、未経験からマーケティングの実践力を早く高めたいのであれば、どれだけ多くの仮説検証を経験できるかという視点で、働く環境を選ぶことが重要です。
- 施策の結果が数字で見える
- ユーザーの反応が早く返ってくる
- 仮説検証を繰り返す機会が多い
結果が見えなければ、施策が良かったのかを判断できません。また、反応が返ってくるまでに時間がかかれば、次の改善に移るまでの期間も長くなります。
結果を早く確認し、改善を繰り返せる環境ほど、短い期間で多くの成功と失敗を経験できます。その経験の量が、マーケティングの実践力を高めることにつながるのです。
この観点から、未経験者にとって有力な選択肢となるのが、Web広告です。
Web広告を学ぶと、マーケティングの本質が見えてくる
現在、Web広告は企業のマーケティング戦略において、非常に大きな役割を担っています。
電通が発表した「2025年 日本の広告費」によると、2025年のWeb広告費は4兆459億円に達し、総広告費に占める割合は50.2%となりました。日本の広告費の半分以上が、Web広告に投じられたことになります。
※出典:電通「2025年 日本の広告費」「2025年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」
だからこそ、Web広告を理解し、使いこなせることは、今のマーケティング戦略を考えるうえで非常に重要です。
さらに、Web広告には、大きく3つの特徴があります。
1.結果が数字で見える
Web広告では、広告が表示された回数やクリックされた回数、問い合わせ数、購入数、売上などを数字で確認できます。施策の結果が明確に表れるため、「成果が出たかどうか」だけでなく、「なぜ成果が出たのか」「どこに問題があるのか」をデータから考えられます。
こうした経験を重ねることで、感覚だけに頼らず、事実をもとに判断する力が身につきます。
2.データが短期間で集まる
広告を配信すると、早ければ数時間から数日でユーザーの反応が集まり始めます。施策を実行してから結果を確認するまでの間隔が比較的短いことは、Web広告の大きな特徴です。
結果が早く返ってくるからこそ、次の改善策も早く実行できます。限られた期間のなかで多くの仮説検証を経験できるため、成長の機会を増やしやすい領域だと言えます。
3.戦略と実行が密接につながっている
Web広告の仕事では、管理画面上で広告を配信するだけではありません。
誰をターゲットにするのか、商品のどの価値を伝えるのか、どの広告媒体を使うのか、どのような画像や文章なら反応してもらえるのかを考える必要があります。さらに、広告をクリックした後に表示されるWebページや、問い合わせ後の導線まで改善することもあります。
戦略を考えるだけでなく、自分で実行し、結果を確認し、再び戦略を修正する。戦略と実行を行き来できることが、Web広告の特徴です。
このサイクルを高速で回せるため、マーケティングコンサルタントに必要な、考える力・動く力・改善する力を、実践のなかで早く鍛えることができるのです。
Webマーケティングを学ぶなら、PIGNUSという選択肢
PIGNUSは、運用型広告を中心に、クライアントのWebマーケティングを支援している会社です。
私たちの仕事は、広告の管理画面を操作し、数字を調整することだけではありません。クライアントの事業や商品、顧客について深く理解し、何が成長を妨げているのかを考えるところから始まります。
そのうえで、誰に届けるのか、何を伝えるのか、どのような広告やWebページなら行動してもらえるのかを考え、実行と改善を繰り返します。
入社後は、早い段階からクライアントの支援に関わります。大きな予算や事業への影響を持つ仕事だからこそ、簡単ではありません。自分の判断が成果を左右する場面もあります。しかしその分、自分の考えた施策によって数字が動き、クライアントの事業が前に進む手応えを、若いうちから得られる環境です。
決められた作業をこなすのではなく、自分で課題を見つけ、打ち手を考え、成果まで追いかける。
Webマーケティングを知識として学ぶだけでなく、事業を成長させる力として身につけたい。そんな方にとって、PIGNUSは本気で挑戦できる場所です。

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