Pignus採用 | インタビュー /酒井洋輔 様

Agentinterview

酒井 洋輔 様

株式会社アークティブ
就職活動の選択肢が広がる中で、「自分に合う会社」を一人で見つけるのは簡単ではありません。特にベンチャー企業は、Webサイトや募集要項だけでは実態が見えづらく、入社してみないと分からないことも多いものです。
今回は、新卒向け就活支援サービス「バリ活」を運営する、株式会社アークティブの代表・酒井洋輔さんにインタビュー。人材紹介のプロとしての視点から、PIGNUSという会社の印象や魅力、さらには感じている課題について率直に語っていただきました。
PIGNUSに関心がある方はもちろん、「自分に合った会社をどう見つければいいのか」と悩んでいる方にも、ぜひ読んでいただきたい内容です。

エージェント紹介【株式会社アークティブ/酒井洋輔 様】

今回お話を伺ったのは、新卒向け就活支援サービス「バリ活」を運営する、株式会社アークティブの代表取締役・酒井洋輔さんです。
大学卒業後、新卒で採用コンサルティング会社に入社。再生住宅を扱う企業に転職したのち、人事とマーケティングを兼務し、企業の採用やブランディング、組織運営の現場で実践経験を積んできました。
その後、2013年にアークティブを設立。創業当初から掲げているのは、「売上拡大や急成長よりも、質の高いサービスをつくることを大切にしたい」という想いです。特にベンチャーを志す学生たちの熱量やポテンシャルに魅力を感じ、「がんばる人を応援したい」という一心で、新卒専門の人材紹介事業に踏み出しました。
現在、運営するバリ活では、いわゆる大手志向とは一線を画し、自分の力で道を切り拓きたいと考える学生たちのキャリア選択を支援しています。
「どうしてもこの業界では、クライアント企業の都合が優先されがち。でも、私たちはあくまで“ユーザー第一”を大切にしたい。」
そう語る酒井さんの姿勢は、就活という人生の大きな岐路に立つ学生たちにとって、大きな安心感と信頼をもたらしています。

Q1.PIGNUSの第一印象は?

(酒井さん)
「初めてPIGNUSとやり取りをしたとき、『かなり高い地頭のレベルを求めている会社だな』と感じました。構造的思考力を重視していると聞いて、そのレベル感に正直、少し盛ってるのでは?と思ったのですが(笑)、実際にやり取りを進めていく中で、それが本気だとわかりました。
なぜそこまで高い基準を設けているのか。
その背景にあるのは、顧客に価値を提供することへの徹底したこだわりだと思います。ただ人を採用するのではなく、”顧客に貢献できる人かどうか”が常に判断軸になっているからこそ、求めるレベルも自然と高くなるのだと理解できました。
候補者に紹介する際は、『この会社は、顧客に対して徹底的に価値提供を追求する組織ですよ』という前提を必ず伝えるようにしています。それを理解し、共感できる方であれば、PIGNUSとの相性も非常に良いですし、入社後も高いモチベーションで活躍してくれると感じています。」

Q2.エージェント視点で見るPIGNUSの魅力は?

「PIGNUSの魅力は、”顧客に価値を届けること”に対して全社で徹底している一貫性です。経営方針、評価制度、採用基準──あらゆる仕組みが“価値提供”という軸に基づいてつくられており、ここまで筋が通っている会社は多くありません。
例えば評価制度では、次のレイヤーに行くために必要なスキルを明確に定義し、そのスキルが身についたら昇格するという、極めて合理的な仕組みを取っているなと感じます。採用のスタンスも特徴的だと思っていて、多くの企業がカルチャーマッチを重視する中で、PIGNUSは”顧客にバリューを出せるか”という観点でスキルや思考力を見極めようとします。
この、目的からの逆算の姿勢は、非常に印象的でしたね。基準が一貫しているからこそ、エージェントとしても候補者に明確に説明でき、『こういう人が合う』と自信を持って紹介できます。
企業の文化や制度が言っていることとやっていることにズレがない、というのは、求職者にとっても大きな安心材料になるはずです。」

Q3.PIGNUSに感じている課題感は?

「あえて挙げるとすれば、他社との違いが伝わりづらいという点はあるかもしれません。
というのも、Webマーケティング業界全体が『戦略から実行まで一気通貫でやっています』『上流から入ります』といった表現を使う企業が増えてきていて、学生からすると『みんな同じことを言っている』と感じてしまうことが多いんです。
実際、PIGNUSと日々やり取りしている中では、業界の構造課題にも精通していて、単なる運用支援にとどまらず、事業そのものの成長に向けた打ち手を一緒に考えていく姿勢がある。でも、それが言葉だけだと伝わりきらない場面があるんですよね。
だからこそ、選考に進んだ人だけが閲覧できる限定コンテンツや、顧客事例を通じた具体的な戦略・実行プロセスの共有など、PIGNUSの仕事の解像度を伝える工夫がもっとあってもいいのかなと感じます。これはPIGNUSに限らず、業界全体としての課題かもしれませんが、差別化という意味では、より踏み込んだ情報設計が今後の鍵になると感じています。」

Q4.どんな方が合う会社?

「PIGNUSに向いているのは、”追求型”の人だと思います。ここでいう追求型は、ただ結果を求めて頑張るというよりも、『もっと良くできる』『もっと価値を出せるはず』と、自ら基準を引き上げ続けられるタイプの人のことです。
たとえ比較対象がいなくても、自分自身に対して高いハードルを課し、それを乗り越えようとし続けられる──そんな“絶対的モチベーション”を持った人は、PIGNUSにとてもフィットするはずです。
逆に、『評価されたい』『誰かと比べて勝ちたい』というような相対的なモチベーション軸だけで頑張るタイプの人には、少し厳しく感じるかもしれません。PIGNUSでは、他者と競うよりも、いかに自分がプロとしてクライアントに価値を届けられているか、に重きが置かれている印象です。
そしてこのスタンスは、入社後にさらに強化されていきます。だからこそ、『お客さまにもっと貢献できるようになりたい」「自分の仕事の精度や成果を、もう一段階引き上げたい』と考えている人には、これ以上ない環境だと思います。」

Q5.就活生にメッセージ

「就活生のみなさんに伝えたいのは、『事業の解像度をもっと上げてみよう』ということです。ベンチャー志望の学生と話していると、成長したい、という想いを持っている方はとても多いですし、その姿勢は素晴らしいと思います。
ただ一方で、『じゃあ、どんな事業領域で、どんな価値を出せるようになりたいの?』と聞くと、答えに詰まってしまうケースが多いんです。
成長は、どの会社でもある程度できると思います。でも、どんなフィールドで、どんなスキルを磨いて、どんな人に価値を届けたいのか──そこまで踏み込んで考えることが、長期的なキャリアをつくるうえではとても大事なんです。
だからこそ、自己分析だけでなく、事業から逆算して自分のキャリアを考えてみることをおすすめします。そうすることで、面接でもより深い会話ができるようになりますし、自分に本当に合った会社に出会える確率も、ぐっと高くなります。
就活は、自分の未来を考える貴重な時間です。焦らず、でも真剣に。納得のいく選択ができるよう、応援しています。」